駒場アクティブラーニングワークショップ「授業をふり返って、アクティブにする方策を考えよう」(2025年9月10日)開催報告

カテゴリー: News, イベント

教養教育高度化機構EX部門では、学内の教員を対象として、授業でのアクティブラーニングの導入・実施を取り上げる「駒場アクティブラーニングワークショップ」を開催しています。 今回は、参加者自身が自分の授業実践をふり返り、その上で授業をよりアクティブにする方策を考えるワークショップを開催し、本学教員・非常勤講師9名が参加しました。その様子をご報告します。

目的

参加者が自分の授業実践をふり返り、授業をよりアクティブにするための方策や解決策を検討することを目指して、授業実践における経験の可視化と意見交換・議論を行うことを目的としました。

内容

まず最初にワークショップの趣旨を説明しました。特に、コルブの経験学習モデルを紹介しながら、本ワークショップではふり返りと、ふり返った内容を意味づける機会を提供することを説明しました。

本ワークショップでは、ブロックを使ったワークを行うことにしていました。趣旨説明の後の自己紹介では、ブロックでの作品づくりに慣れるため、参加者は「4月から今日までの出来事で、印象に残っている場面」をブロックでつくり、その作品を説明しながら自己紹介を行いました。

次に、一つ目のワークとして、「授業で最も手応えを感じた場面」をブロックでつくり、グループで作品を見せ合いながら、どのような場面を作ったのか、どのような点で手応えを感じたのかを共有しました。その後、つくった作品について、なぜ手応えを感じたのか、うまくいったのかなどの理由や要因を考える時間をとり、グループで共有・議論しました。ワークショップ全体で議論内容を共有した後、休憩に入りました。

休憩後は、参加者は二つ目のワークに取り組みました。二つ目のワークでは、参加者は「授業で手応えがなかった場面」をブロックでつくりました。その後、ワーク1と同様に、作品の場面を共有しました。

それから、ミニレクチャを提供しました。「教える」ことと「学ぶ」こと、アクティブラーニングの定義やポイント、授業運営のポイントを説明しました。

ミニレクチャの後で、参加者は最後のワークに取り組みました。参加者は、二つ目のワークでつくった作品の場面をよりアクティブにする方法を、ワーク1やミニレクチャの内容を踏まえて考え、付箋に書き出しました。そして、考えた内容をグループで共有・議論し、ワークショップ全体でも共有しました。

最後にワークショップのふり返りを行いました。ワークショップを通じて新しく知ったことを考え、グループで共有しました。最後に講師からまとめを行ってワークショップを終了しました。

当日の様子と参加者の反応

ワークショップ後のアンケート(8名が回答)では、「本ワークショップは、今後の授業準備・実施に役立つと思う」、「本ワークショップで学んだことを自分の授業準備・実施で活用できると思う」(5. かなり当てはまる〜1. まったく当てはまらないの5件法で回答)について、参加者全員が「かなり当てはまる」と回答しました。

また、ワークショップを通して、「教えすぎないことの大切さ、そして環境ややり方を必要に応じて変えていくこと」、「活動の意義にどういう意義があるかを、教員自身が常に考え直す必要があるこということ。」などを学べたという記述が見られました。時間の都合で、他グループどうしの交流が少なかったことが、改善点として挙げられました。毎回、3時間のワークショップを行っています。3時間は一見長そうに思えますが、十分に議論するには短く、あっという間に終わってしまいます。今後のワークショップでも、十分な議論を行えるように気をつけていきたいと思います。

お問い合わせ

教養教育高度化機構 EX部門アクティブラーニングチーム(担当:中澤) dalt[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp ※[at]を@に書き換えて送信してください