第9回模擬国連ワークショップ(2025年3月4日)開催報告

先日終了しました下記のワークショップにつき、当日の模様を簡略ながらご報告します。


日時:2025年3月4日(火)14時~17時
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス17号館KALS
参加者数:30名
登壇者:
■ 中村長史(東京大学大学院総合文化研究科特任講師)セッション1・2
■ 渡邊真也(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科修士課程)セッション2
■ 岡田智七永(東京大学文科二類)セッション2

1.目的

「学習者の学びを促すための模擬国連の授業への効果的導入について学ぶ」という目的のもと、より具体的には、下記の到達目標を定めました。
①模擬国連の教育手法としての特徴を説明できるようになる
(セッション1に相当)
②模擬国連の実施の手順を説明できるようになる
(セッション1に相当)
③模擬国連の授業への導入事例を踏まえて自身の授業・学習等に適した模擬国連をデザインできるようになる
(セッション1に相当)
④模擬国連受講者の経験を踏まえて自身の授業・学習等に適した模擬国連をデザインできるようになる
(セッション2に相当)

2.概要

【1】趣旨説明(14:00~14:10 )
ワークショップの目的や構成を確認した後、各人の参加動機をグループワークによって言語化していただきました。

【2】 セッション1「模擬国連導入事例から学ぶ」(14:10~15:30)

まず、ロールプレイを参加者の方々に簡易的に体験していただき、その意義や留意点についてグループワークを通して検討しました。その後、模擬国連の概要と東京大学教養学部の授業への導入例について授業担当教員の中村からお話しました。模擬国連を導入する目的(中村の授業の場合は、国際関係論の知識を使いこなせるようになることや、利害や価値観が異なる人々と合意を形成できるようになること)を明確化する必要があり、模擬国連はあくまでも手段であるという点を再確認する機会となりました。「模擬国連は学びのフルコース」だといわれることもある程学べることが多岐にわたる手法であるがゆえに、明確な導入目的を受講者にあらかじめ伝えたうえで実施する必要があるという点を特に強調しました。

セッション1の様子

セッション1の様子

【3】セッション2「模擬国連受講者の経験から学ぶ」(15:40~16:50)
セッション1では教員の観点から事例を紹介しましたが、セッション2では学生の観点から模擬国連を経験した感想について率直に話してもらいました。模擬国連から学んだことはもちろんのこと、大変であったことや、教員のサポートによって乗り越えられたことが具体的に挙げられたことで、導入に際して留意すべき点がより明確になったように思われます。

セッション2の様子

セッション2の様子

【4】まとめ(16:50~17:00)
まとめでは、本日学んだことや疑問に思ったことと、それを踏まえて翌日以降に各人の現場に持ち帰るものとを確認しました。

3.参加者の感想

参加者の方々からは、以下のような感想が寄せられました。一部抜粋します。

  • 「模擬国連はフルコースであるがゆえに、あれもこれもとならないように、可処分時間、受講者の既有知識に応じて導入目的を絞りらなければならない」という言葉が印象に残りました。
  • 登壇された学生さん達のお話がとても理路整然としていて、そこにも模擬国連の効果があらわれているかもしれないと思いました。
  • 同じテーブルになった同じ教科の先生と帰り路も話し込み、意気投合しました。ネットワークづくりの場ともなりました。

お問合せ先

教養教育高度化機構 EX部門
dalt[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp

AL NEWSLETTER Vol.10, No.4(2025年3月発行)

ワークショップ 第5回東大生がつくるSDGsの授業(2025年3月23日開催)

カテゴリー: News, イベント

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構EX部門では、高校生を対象としたSDGsに関するワークショップを2020年度より開催しております。東京大学教養学部で開講している全学自由研究ゼミナール/高度教養特殊演習「SDGsを学べる授業をつくろう」において特に優れた授業案を設計した学生が授業を実施いたします。SDGsの理解が深まるような工夫が施された授業ですので、是非ご参加ください。 

※チラシのPDFはこちら

日時

2025年3月23日(日)13:00-16:00

場所

東京大学駒場Iキャンパス 17号館2階KALS(駒場アクティブラーニングスタジオ)
駒場Iキャンパスへのアクセス・キャンパスマップ:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/visitors/maps-directions/index.html
※赤門がある本郷キャンパスでの開催ではございませんのでご注意ください。

対象・定員

高校生(定員30名)
※定員を超える応募があった場合は、抽選となります。

参加費

無料

プログラム

12:30開場 ※12:50までに会場にお越しください。
13:00-13:30 駒場キャンパスツアー 
13:30-14:00 趣旨説明(中澤明子 東京大学大学院総合文化研究科 特任准教授) 
14:00-14:50 授業「さまざまな立場で考えるSDGs」(中山昊 教養学部1年) 
14:50-15:00 休憩
15:00-15:40 ミニレクチャ(中村長史 東京大学大学院総合文化研究科 特任講師) 
15:40-16:00 まとめ(中村長史) 

お申込み

以下のフォームより必要事項をご記入の上、ご登録ください。
https://forms.gle/PBTHge6gGfFaNn5e7

申込締切

2025年3月16日(日)23:59 3月20日(木)23:59 ※締切延長しました!

連絡・注意事項

  • 部門ウェブサイトや刊行物などでの活動報告のためワークショップの様子を撮影いたします。参加者の表情等がわからないように撮影・使用いたしますのでご了承いただければと思います。
  • ワークショップや教材の評価・改善、事業内容・成果の学内外・学会等での報告のためアンケート調査を実施いたしますのでご協力いただけますと幸いです。
  • ワークショップにご参加される方による録音・録画はお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

教養教育高度化機構 EX部門アクティブラーニングチーム(担当:中澤・中村)
dalt[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp ※[at]を@に書き換えて送信してください

主催

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構 EX部門

北海道大学・北海道医療大学を訪問しました

EX部門では、生成AIやメタバース・VRといった先端技術の教育活用について検討しています。その参考とするため、2月18日に北海道大学の高等教育研修センター、オープンエデュケーションセンター、360度VRシアターを、2月19日に北海道医療大学の情報センターを訪問しました。

北海道大学の高等教育研修センターでは、AI関連のトピックを扱うFDについてのお話や初年次における少人数ゼミナール形式授業、学習相談体制についてのお話を伺いました。

北海道大学オープンエデュケーションセンターでは、教職員のニーズに応じたオープン教材の共同開発などについてご説明いただき、映像教材の撮影環境・機材についても紹介していただきました。

北海道大学360度VRシアターではVRシアターを活用した研究や教育活動についてご紹介いただき、実際の映像教材も体験させていただきました。

北海道医療大学情報センターでは授業動画をAIに処理させて、学生の事前・事後学習に役立てる活動や、学生のレポート執筆にAIを活用させる取り組みについてご紹介いただきました。

北海道大学高等教育研修センターへの訪問
北海道大学オープンエデュケーションセンターへの訪問
北海道大学360度VRシアターへの訪問
北海道医療大学情報センターへの訪問

今回の訪問では訪問先の先生方と多くの意見を交わし、認識や理解を共有することができました。また、先端技術の有効的な活用方法についてご紹介いただき、そのために必要な人材や機材の実際など、非常に参考となるお話を聞くことができました。訪問先の先生方につきましては、お忙しい中、ご対応くださり誠にありがとうございました。

東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターを訪問しました

EX部門では、メタバースやVR技術を教養教育に活用することを検討しています。その参考として、2月6日に東京大学本郷キャンパスのバーチャルリアリティ教育研究センターを訪問しました。

VR教育研究センターの事業について、授業でメタバースを活用する際のメリットや、対面授業との比較、実際に利用する上での具体的な問題点などを紹介いただきました。

体験型の学習を行う上でVRを活用した教材が有用的であることや、アバターを活用することで対面とは異なる教育効果を狙えることなど、非常に参考となるお話を伺うことができました。バーチャルリアリティ教育研究センターの先生方につきましては、お忙しい中、ご対応くださり誠にありがとうございました。

バーチャルリアリティ教育研究センターへの訪問