昭和46年6月 東京大学理学部物理学科卒業 昭和48年3月 東京大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程終了 昭和48年4月 気象庁東京管区気象台調査課 昭和50年4月 気象庁予報部電子計算室 昭和54年2月 ハワイ大気象学教室助手 昭和56年5月 気象庁予報部電子計算室 昭和60年4月 東京大学理学部地球物理学教室助教授 平成3年7月 東京大学気候システム研究センター教授 平成7年10月 東京大学気候システム研究センターセンター長を兼任(16年3月まで) 平成17年8月 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構地球持続戦略研究イニシアティブ統括ディレクターを兼任 平成18年11月 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構・教授(特任教授を兼任)
Linking the lecture, you’ll be able to find the difference between your thought/the first impression and the fact comes from scientific surveys, researches and his speech. Maybe, you can find how to sustain good terms with your friends. We all hope you to learn about sustainability with us in this great opportunity.
(Report by Kitamura)
TSCPでは東京都環境確保条例を排出枠購入によらずに削減を達成することを目標としています。
対策を早期に実施する方が、東京都環境確保条例が求める平均の削減量に寄与が大きくなることから、TSCPではソフト面での対策を初期段階で徹底するとともに、各部局からTSCP促進費として光熱水費用の一部を上乗せ徴収して、各局のハード面でのエネルギー消費量削減対策に対する初期費用の一部に充当する仕組みを作ってハード面の対策の前倒しを促進しました。
ハード面の対策は実施する前にその有効性を検討する必要がありますが、大学においては異なる部屋であっても照明系は照明系でまとめるなどして配線が複雑になっているので、実際にそれぞれの部屋や機器がどの程度のエネルギーを消費しているのかを把握するのはとても困難です。
そのため、季節や時間帯に寄るエネルギー消費量の差からそれぞれの用途における消費量を推測することになります。大まかに言えば実験系3割、空調3割、照明2割、その他2割のエネルギーを消費しています。
このため全体の7割を占める非実験系での削減方法は一般にも応用可能ということができます。
上で述べたような計測の難しさをふまえてTSCPでは主に2つの異なるアプローチでハード面の対策を行っています。
1つは主に大型の機器を含む、多くのエネルギーを消費するシステムに対して短期計測でエネルギーの消費量をモニターして、より最適なシステムを構築して運用改善するという方法です。
もともと2台の熱源設備で運用していたシステムに対して、新館を設置したことに伴って1台増加で設置していたのですが、短期計測の結果2台の熱源設備を用いて熱を旧館と新館の間で融通させれば十分ということが分かり、最適化した結果冷房期間で約70tonのCO2の削減に成功した大型熱源設備の運用改善がこの方法を用いた例としてあげられます。
もう1つは台数が多いものなど、短期計測が困難なものに対して、ベンチマークを設定する方法です。
この方法は例えば個別の部屋の熱源設備(つまりエアコンなど)に対して適用されています。
一般にエアコンは定格能力に近い負荷で運用するほど成績係数が上昇する傾向があるので、部屋の広さに対して定格能力が大きすぎるエアコンはエネルギーをより多く消費してしまいがちです。
このため全ての部屋の熱源設備の実態調査を行って、その結果に基づいて床面積あたりの機器容量原単位に対して上限を設定し、高効率機器への更新による効率向上分をさらに増加させるようにしました。
以上のようなハード面の対策の他に、全部局から教職員を1名ずつTSCP-officerとして選任して意識啓発活動の推進役としたり、全建物に共通して対策可能な空調の設定温度や共用部分の照明の間引きなどを依頼したり、意識啓発用のポスターのアイデアを学生に募集したりなどといったソフト面での対策も進めています。
以上のようなソフト、ハードの対策等の結果、TCSP2012の目標である、非実験系のCO2排出量15%削減は達成される見込みだということです。
磯部先生は今後の取り組みの展望についても具体的に、その障壁なども含めてお話しくださいました。
個人的には、ハード面の対策をする前に実態調査や短期計測をするということが実は大変ということが予習のときには見えなかった部分で大変興味深いと思いました。
磯部先生本当にありがとうございました。
(文責:青木)
水俣病が発生した水俣市は、日本の地域社会の課題を多く抱える「日本の縮図」のような地域です。現在私が担当している「環境を切り口とした地域振興」を紹介しながら、水俣全体をキャンパスに、サスティナブルな地域とは何か、皆さんと考えたいです。
僕達全学自由研究ゼミナール「中央アジア散歩」(通称”UZゼミ”)もウズベキスタンを紹介する展示を行いました。
タイトルは「中央アジアは友達…怖くない!!」です。
少々ふざけたタイトルでお叱りをうけそうですが…笑
やはり日本ではウズベキスタンという国はなじみが薄いだろうと言うことで
今回はウズベキスタンの歴史や文化などについて、とても深く説明とすることはせず
写真にポップで説明をするという展示を主として、まずは眺めてウズベキスタンという国を
知って頂き、興味を持ってもらった後に説明員としてその場にいるゼミ生が説明するという形を取りました。
また、今回駐日ウズベキスタン大使館のご協力により、現地の工芸品やスザニ、アトラス模様の布、そして民族衣装
をお借りして、展示しました。
(民族衣装については説明員とわかりやすいようにゼミ生が着用しました。)
最終日にはウズベキスタンテレビの取材カメラが来場し、
僕たちの指導教員である岡田先生をはじめ、ゼミ生の何人かがインタビューに答えました。
この様子はウズベキスタン国内で放送される予定です。
もしウズベキスタンからこのブログをご覧の方がいらっしゃいましたら是非ご覧下さい!!
感想ノートを用意しておりましたが、展示が終わってみると
「ウズベキスタンという国は全く知らなかったが、行ってみたくなった!」というご感想がとても多く
我々としては展示の目的を達成できたかな、という気持ちでおります。
(文・写真:理科二類二年 間下)
TSCP-2030(2012〜2030年度末)
TSCP2030では、2006年度に比べ二酸化炭素排出量の50%削減を目標とし、2012年までにその具体案を検討する。現段階では、TSCP2012の期間中においては、対象とならなかった機器を含め、機器劣化更新時を捉えた高効率化、コストを含めて実用段階になかった技術の導入、更に創エネルギー(太陽光発電など)を本格化させていくとしている。
The purpose of TSCP is to show how to realize the sustainable society by attempting the latest technology or making and trying new technologies in Tokyo University. TSCP is now especially struggling to reduce the emission of the greenhouse effect gas. They made the target of 15% reduction of CO2 emissions by 2012 compared to 2006. And until 2030, they are aiming to cut the half of CO2 emissions compared to 2006.
TSCP succeeded in diminishing the amount of energy consumption in many methods such as shifting all the fluorescent light in some university buildings to more efficient LED light, introducing sensors and the AI (artificial intelligence) to turn off the unneeded lights and so on.
This summer (in 2011), a new building called the 21 KOMCEE (Komaba Center for Educational Excellence) has appeared in Komaba Campus. TSCP led to make the 21 KOMCEE introducing many unique technologies for the comfortable study circumstances and reduction of energy consumption. For example, underground water is used to keep the temperature of rooms comfortable, movable louvers are placed outside the windows to select whether sunlight is reflected or permeates. The AI studies from the past experience and helps the students to use the room effectively.
The 21 KOMCEE is not only a great place for students to study but also a touchstone for making the sustainable society. Judging from the results of introducing technologies in the 21 KOMCEE, other buildings for the sustainable society will be designed and constructed in the future.
(Report by Aoki)