21KOMCEEの特徴を活かした授業の様子を紹介します。
ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント
―創造的協働に向けたチームビルディング ―
- 授業科目
- 全学体験ゼミナール
- 開講時期
- 2012年夏学期
- 担当教員
- 坂口菊恵(教養学部教養教育高度化機構)
- 授業協力者
- 安部敏樹(総合文化研究科 広域システム科学系修士2年)
- ジュニアTA
- 小林杏奈(工学部都市工学科都市計画コース4年)
本ゼミでは「社会の現在と未来」を縦断的に考えて実際に行動に移すことを実践してもらいます。大学の授業では“社会のこれまで”を考えることが多いので、その部分は通常の授業とは異なるかもしれません。21世紀のこの先を担う皆さんが、持てるアイディアを実際に行動に移すときに必要な視点・スキル・仲間などを得られればと思います。
第1部:個別の社会問題のレビュー
社会全体の流れと各論としての社会問題・行政課題の紹介を行い、今後の社会の価値観の変化に対しての切り口を提供します。各自が社会問題の切り出し方を考える視点を養うことを目的とします。
各チームでテーマとするトピックに関して下調べを行い、プレゼンを行います。
全員が必ず一度はプレゼンに参加します。チーム全員で一つのストーリーを持った、聴く人を惹きつけるトークにまとめることが要求されます。
プレゼンは一度の授業時間内に2つのチームが競うコンペ形式で行われます。
授業時間の後半は、チームビルディングの方法についてレクチャーを行います。
第2部:社会課題への協働
地域へのフィールドワークの仕方や、扱う問題の関係者へのアポイントメントの取り方を学び、社会問題の現場に参加します。
またスタディツアー作成・新規事業提案作成など、社会に対しての問題提起を行っていきます。
成果物としては以下のものを想定していますが、学生の希望も聞いた上で決定します。
- 学会での発表
- スタディツアーの実施
- 社会問題のレポートを集めるサイトへの記事の提供
- 社会に対しての議論の設定(webサービスを構築予定)
2012年4月24日(火)8:00-8:55
- 主催
- 森ビル+六本木ヒルズオフィスワーカー
- 場所
- 六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース
Hills Breakfastでの東大生登壇No.2は、
TEDxUTokyoを企画した工学部マテリアル工学科の
本多正俊志(ほんだ・まさとし)君です。
本多正俊志
新しい大学-大学周りの新たな可能性-というタイトルでトークを行いました。
大学と社会の連携に希望を抱き、日本の将来を担うコミュニティーの形成を目指し東大にてアメリカの国際カンファレンスTEDのライセンスに基づいたTEDxUTokyoを立ち上げています。5/20(日)に開催予定。
学業の他、複数の国際的活動に関わっています。
2012年3月29日(木)8:00-8:55
- 主催
- 森ビル+六本木ヒルズオフィスワーカー
- 場所
- 六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース
PechaKuchaとは?
PechaKucha Nightは2003年2月、若手デザイナー達が集い自分たちの作品を発表する場として東京でスタートしました。その後、さまざま分野で活躍する有志がアイディアを発表する場として発展し、現在では世界500以上の都市で開催されています。
PechaKuchaでは、スピーカーは1枚あたり20秒のスライド×20枚で講演をまとめなければなりません。とても短いですが、すべてのトークをこの簡潔なフォーマットに落とし込むことによってテンポのよい活き活きとしたイベントを展開することが可能になっているのです。
Hills Breakfastとは?
森ビルと六本木ヒルズのオフィス・ワーカーが月1回開催する朝のPechaKuchaで、「毎日を楽しくする。社会を元気にする。世界を明るくする。」をテーマに、さまざまな人がアイディアや活動を発信しています。
東京大学教養教育高度化機構では、東京大学学生のEarly Exposure(社会や専門教育に早く触れさせる)の一環として、また東京大学と森ビルとのコラボレーション・プロジェクトの一環として、選抜された学生のHills Breakfast参加を応援しています。
その第一弾として、教養学部四年の木許裕介(きもと ゆうすけ)が「指揮という芸術、何だか分からないもの」というテーマで、ピアノを用いた実演を交えながら、スピーチを行いました。
スピーカー紹介
木許裕介
東京大学教養学部地域文化研究学科フランス分科四年に在籍する一方で、村方千之氏に指揮法を師事し、指揮を学んでいます。
2011年より一年間休学し、立花隆氏の助手を務めるほか、自身で創設したドミナント室内管弦楽団やコマバ・メモリアル・チェロオーケストラとストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲やヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ一番」を演奏し、現在も年に数度の演奏会を企画・開催しています。
また、2011年にはプロ・オーケストラ(SEN室内オーケストラ)とプロコフィエフ「古典交響曲」を、2012年には東京交響楽団コンサート・マスターの高木和弘氏がコンサートマスターを務める同オーケストラとブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」を演奏しました。現在、都内の中学校の吹奏楽指導にも携わっているほか、青少年のための音楽教室の指揮にも精力的に関わっています。
2012年5月26日(土)13:00-17:30
第一部 13:00-
主催
The University of Tokyo Women Organization (UTWO)
場所
21KOMCEE レクチャーホール
東大卒の女性社会人の方4名によるパネルディスカッション
※原則として東京大学に所属する女子学生が対象ですが、一般の方もご参加頂けます。
第二部 15:30-
主催
東京大学男女参画室
場所
駒場生協食堂2階
東大卒の女性社会人の方50名と東大女子学生の交流会
※途中参加可能
5月26日、自分だけのロールモデルと出会う場を共有してみませんか?
UTWOは、「東大女子の可能性を最大化すること」を理念とした団体です。
これからの将来を考えた時にキャリアのこと、結婚・出産・育児のこと
気になることは沢山あるのではないでしょうか。
今回、家庭を持ちつつ仕事をされている方、
子育てに専念されている方、
趣味に力を入れている方
今まさにキャリアの転換期にある方など、
様々な経歴を歩んでいる先輩方がいらっしゃいます。
人生の少し先を歩んでいる先輩と自分の将来について考えてみませんか?
2012年5月1日(火)16:20-20:00
- 主催
- TEDxUTokyo実行委員
- 場所
- レクチャーホール
5月20日に本郷キャンパス伊藤謝恩ホールで開催されるTEDxUTokyoで社会人のスピーカーと並んでスピーチを行う、学生スピーカーを選出するコンペティションを行いました。
タイムライン
16:20-16:30 Guidance …簡単な説明と、審査員の皆様からの一言
16:30-17:30 1st Talk Session
17:30-17:40 Interval
17:40-18:20 2nd Talk Session
18:40-20:00 結果発表会(@2食)…学生スピーカーコンペティションの結果発表及びスピーカー・審査員・オーディエンスによる懇親会。(結果発表会参加費1000円)
審査員
堀井秀之様(東京大学教授・i.schoolエグゼクティブ・ディレクター・TEDxUTokyo顧問)
各務茂夫様(東京大学教授・産学連携本部事業化推進部長)
真山仁様 (作家・代表作:『ハゲタカ』『コラプティオ(直木賞候補作品)』)
2011年12月16日(金)18:15-20:15
- 主催
- KOMABA International Communication運営委員
- 後援
- 東京大学教養学部
- 場所
- MMホール
KOMABA International Communication(KIC交流会)は、東京大学に通う留学生と日本人学生との交流の機会をつくるために企画されました。
これまで
コミュニケーション・プラザ和館でPizza Partyを開催してきましたが、今回より21KOMCEEのMMホールで開催できるはこびとなりました。
KIC交流会はこれからも定期的に開催していく予定です。学部生のみならず院生、研究員、教員の皆さまもふるってご参加下さい。
ピザパーティーの様子
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2012年2月12日(日)15:00-18:00
- 主催
- リディラバ
- 場所
- MMホールオープンスペースアリーナ
プログラム内容
団体紹介
ツアー報告
ワークショップ
(懇親会)
2011年下半期に開催したツアー、企画の中から7つのツアーについて、報告会を開催しました。学生のみならず、社会人の方々もツアーも報告会を訪れました。
- 中之条アートツアー
- 第2回二本松ツアー
- 第2回三宅島ツアー
- 林業ツアー
- 農業ツアー
- 震災ツアー
- 修学旅行事業
リディラバとは?
東大生を中心に約150名の学生・社会人が関わり、企画・運営を行っている団体です。
「社会の無関心を打破する」という理念のもと、日常ではあまり注目されない社会的な問題をテーマに「スタディツアー」を企画しています。
これまでに、八ツ場ダムツアー、二本松地域振興ツアー、三宅島復興支援ツアー、アート振興ツアーなど20以上のプロジェクト実績があります。
リディスタとは、リディラバの中でも教育関係、修学旅行事業に特化した団体です。
2011年12月24日(土)8:00-12:30
- 主催
- リディラバ
- 場所
- オープンスペースアリーナ
リディラバの定例会を行いました。
リディラバは、21KOMCEE利用に先だって森ビル(株)にて活動意義の説明を行う機会をいただきました。
リディラバは、十分に認知されていない社会問題を題材にスタディツアーを企画・運営する任意団体です。「社会の無関心の打破」を理念に掲げながら、様々な分野で事業提案や政策提案を組み込んだ質の高いスタディツアーの実施を進めています。
2011年3月4日(日)10:00-18:00
- 主催
- 東大DreamNet
- 場所
- MMホール、オープンスペースアリーナ、レクチャーホール
タイムライン
1000-1010 オープニング
1010-1230 国際貢献 / 社会起業
1300-1500 グローバル人材 / ジャーナリズム
1530-1745 教授 / ソーシャルメディアコミュニケーション
1745-1800 クロージング
各企画紹介
- メディア企画(統括:辻井耀)
「なんかマスコミの報道って信用できない」と思っているあなた。
“なんとなく”でそんな不信感を抱いていませんか。
報道は何のために、そして誰のために。
発信者と受け手、双方の立場からジャーナリズムに向き合い、その今を、そしてこれからを考えます。
- 国際貢献企画(統括:梅山彩)
国際貢献とは何か、どうすれば真の国際貢献ができるか、考えたことはありますか?
この企画では、多様な国際貢献の仕方や国際貢献に対する価値観などについてお話を聞き、議論します。国際貢献に漠然と憧れをもつだけでなく、その意義を現実的に考え行動に移すきっかけとしてほしいです。
- グローバル人材企画(統括:滝沢頼子)
「とりあえず英語はでやっておいた方がいい気がする…!」そんなこと思ってませんか。
グローバルに活躍するって何なんでしょう。今どうしたらいいんでしょう…?
この企画ではグローバルに活躍される方のお話しをお聞きし
そもそもグローバル人材になる必要があるのか、またなるために何が必要で、自分たちは今後どうしていくと良いのかを考えます。
- 教授企画(統括:山田慎二)
研究者志望のあなた。
なんとなく学問が好きで、研究者になりたいと思っているとしても、将来どこでどんな風に働くかを考えたことがありますか?
今回の企画では、「大学教授」について考えます。
東大卒の現役教授と、大学教授ならではの「研究者かつ教育者」という立場について語り合う中で、あなたの将来を考える一助になればと思います。
- 本当は身近な社会起業企画(統括:壹岐朔巳)
チームで、社会に埋もれた問題を発見し、問題を逆手にとって価値を生み出すプロジェクトに挑戦しませんか?
どんな問題を選ぶか、どんなアプローチをかけるか、何を価値と定義するか、全て自由です!
各チームは、その問題に精通した卒業生の方とプロジェクトを洗練していきます。
- ソーシャルメディアコミュニケーション企画(統括:桃井菜穂)
マスメディア広告が停滞する中、ソーシャルメディアの普及により広告は大きく変化しています。
そんな中、何が消費者の心を動かすのか?
そのためにソーシャルメディアをどう使えばよいのか?
これから社会に出る学生と、既に広告を作って来た卒業生の方と、共に広告コミュニケーションの未来を考えましょう。
21KOMCEEで開かれる授業のいくつかをご紹介致します。
詳しくは2012年4月17日の東京大学新聞に掲載されております。
1.全学体験ゼミナール「21KOMCEEを活用する学生ワーキンググループ」
開講場所:K303/開講時限:金曜五限
担当教員:坂口菊恵(教養学部教養教育高度化機構)
司会:木許裕介(教養学部地域文化研究学科フランス分科四年)
★21KOMCEEという場所を利用するルールを考えつつ、Early Exposureをキーワードに、受講生が様々なイベントを実際に企画・運営していくことを目的とする。
2.全学自由研究ゼミナール「環境の世紀18 これから食とエネルギーの話をしよう@KOMCEE」
開講場所:K302/開講時限:火曜五限
担当教員:飯田誠(先端科学技術研究センター)
授業責任者:森翔瑚(教養学部理科一類二年)
★環境問題に取り組む学生団体、環境三四郎が企画・運営。専門家の講義とグループワークを組み合わせ、インプットした知識を消化して自分の意見を発信する力を身につけることを目指す。
3.全学体験ゼミナール「Groupwork of Future -テクノロジーでつくる未来の教室-」
開講場所:K201/開講時限:月曜五限
担当教員:苗村健(情報理工学系研究科)
★21KOMCEEが常備するデジタル機器や無線インターネット環境を活かし、最新のデジタル技術を用いたグループワークを行う。理系文系問わず、コンピューターを使う力を鍛えることも目標。
4.全学自由研究ゼミナール「科学コミュニュケーション -新しい時代の新しい教養」
開講場所:K201/開講時間:木曜三限
担当教員:山邉昭則(教養学部教養教育高度化機構)
★前半五回は講義、後半は学生たちがグループを作って議論し、プレゼンテーションを行う。
対象は理系に限らず、科類の異なる学生同士が自ら学び合うことを通じて、科学コミュニケーションの現在と未来についての幅広い議論を行う事を目標とする。
2011年12月19日(月)18:30-20:30
- 主催
- 東京大学(赤門学友会・卒業生室)、東大DreamNet
- 場所
- レクチャーホール
築けていますか、あなたの未来~森稔氏と考える都市の在り方、あなたの人生~
21KOMCEE建築実現のために、多大な寄付をしてくださった森ビル株式会社 代表取締役会長・森稔(もり みのる)氏。
森氏は1959年に東大教育学部を卒業、同年に森ビル株式会社を設立され、六本木ヒルズ・表参道ヒルズなど日本のみならず世界を代表する建築物を、明確なビジョンを持って手がけてこられました。長年東京の都市計画に関わり大きな成功を収められている森稔氏に、ご自身の人生やキャリア選択、信念、これからの都市の在り方などについてお話しいただきました。
21KOMCEEの地下1階はイベント・スペースとして設計されています。
学生活動を主たる目的として建設されたものではないため、学生企画のすべてに利用許可が下りるわけではありません。
ただし、学生を主体とした活動でも、
一般学生に対して開かれた公共性が高いと認められたイベントに関しては施設利用許可が下りる可能性がありますので、
企画書を作成してアドミニストレーション棟学生支援課学生支援係に相談してみて下さい。
- サークル内の打ち合わせ、内輪のワークショップ、イベントのために施設利用の予約をすることはできません。
- 音楽等のパフォーマンスに関しては、練習のためにスペースの利用予約をすることはできません。発表会の開催は許可される可能性がありますので相談してください。
- 土日・休日・授業期間外の施設利用に関しては教員の立ち会いが必要です。イベントにかかわる責任教員に立ち会いを依頼して下さい。
- 学生主催イベントのために21KOMCEEを利用する際には、主要な実施者が教養学部所属の学生であることが前提です。