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今から4000年以上前、エジプトでクフ王のピラミッドが建設されました。
このクフ王のピラミッド、現代の技術にも引けをとらないほど非常に精密に建造されていると言われています。その後崩れることなく3500年以上にわたって世界で一番高い建造物であり続けられたのは、非常に高度な計測技術を駆使して建造されたからに他ならないでしょう。
建築において、計測することの大切さは、もちろん今も変わりません。特に、日本は地震大国ですから、抜け目なく精密で正確な測定を行いつつ建設しなければなりません。
計測機器を持った人を現場の中で時々見かけたのですが、クレーンを動かしたり骨組みをくんだりする仕事よりはずいぶん地味に映ります。しかし、設計図通りにモノができあがって初めて、事前の構造計算やシミュレーションは意味を持つのです。建物の安全性を保証するためになくてはならない重要な仕事です。
現代建築は、まさに熟練の技巧と最新のテクノロジーの融合と言えます。こんなに身近なところで、我々が知らない間に様々な技術が使われているんだな、と思いました。
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さて、全体の骨組みも、たった4日でこんなにくみあがっています!(右写真)
相変わらず頭上ではとび職の方が慎重に、しかし手際よく鉄骨をはめ込んでいきます。もうすぐ、僕が撮影している9号館の高さを超えてしまうことでしょう。
僕は見てるだけですけど、なんだか感慨深いです(笑)
(写真と文・栄田康孝)
きました! ついに来ました!
敷地の一番北西側のほうから、
地上部分の鉄骨が建ち始めました!
クレーンで重そうな鉄骨がつり上げられ、とび職の方の手で次々に組み上げられていきます。張り巡らされたロープに命綱を掛け、高所をものともせず淡々と作業を進めておられます。
そして、クレーンもドンピシャの場所にあっさりと鉄骨を下ろしていきます。見てるこちらが拍子抜けするくらいに軽々と組み上がっていくのですが、もちろん素人にはできない芸当です。本当の「阿吽の呼吸」とはこんな仕事を言うんでしょうね。鮮やかすぎます!
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そして、前回撮影したときに注がれていたコンクリートはすっかり固まり、綺麗な白い地面ができています。
理想の教育棟は地下があるので、おそらくこのコンクリートの下は空洞になっているはずです。(僕らはまだ中に入ることはできないので直接見ることはできません。)このコンクリートの下がどのような空間になっているのか、設計に携わった方々のインタビューからで少しずつ明かされていくことでしょう。どうぞ楽しみにお待ちください!
(写真と文・栄田康孝)
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今日は初めてのことが2つあります。
まず一つ。初めて夜に撮影に行きました。
このところだんだんと日没が早くなってきていましたが、暗くて撮れないだろうと思い込んで、夜には行ったことがありませんでした。
しかし、前回夕暮れ時に撮影に行ったときに案外照明が明るいことに気づきました。これはもしかすると夜に普通に撮影できるのではないか。そう思い、今日は三脚など担いで撮影地点に上りました。
結果、三脚なしで普通に撮れるくらい明るかったです。というわけで手持ちで撮影。夜の工事現場ってなんだかとてもCOOLです!
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そして2つめ。初めてコンクリートを流し込んでいる場面に遭遇しました。
右側の全景の写真を見ていただければわかるのですが、ちょうど写真の中央付近。鉄骨のステージの上の車両からホースが伸びてドバドバとコンクリートが流し込まれています。
それにしても、流し込まれたコンクリートってこんなに平らになるんですね。乾く前のコンクリートがライトに照らされて幻想的な雰囲気を醸し出していました。
(写真と文・栄田康孝)
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今日、ちょっとした発見をしました。
これ(左)です。何をしているところでしょう??
(答え) 鉄筋を切っている (か、曲げている)
知りませんでした! 鉄筋ってこうやって切るんですね-!!
ていうか、テコで切ったり曲げたりできるし、実際に現場でそれをやっているんですね! どれくらいの力で切ればいいかとか、物理の入試問題に出そうです(笑)
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そして、前回の記事で言及した銀色のプレートのようなものはさらに増殖しました。ますます気になります。
つい1ヶ月くらい前までは残暑が厳しかったというのに、もう半袖では寒くなってきました。かくゆう僕もちょっと体調を崩しています。撮影場所に上るだけでハァハァ言っている始末。工事現場の皆さん、ホント強いなぁ・・・。
(写真と文・栄田康孝)
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銀色のギザギザのアルミのようなものが一面に敷き詰められていました。(ステンレスかな?)
これまで鉄筋だらけでとても歩きにくそうに見えたのですが、この上はとっても作業しやすそうです!
でも、この金属板、一体何に使うものなのか、謎です。地下の天井になるのかなあ・・・?
クレーンは相変わらず9号館の前に陣取っています。一つはまた向こう側に移動したみたいです。
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9月はあんなに深く掘っていた基礎部分が、少しずつ地上レベルに近づいてきました。理想の教育棟担当の先生経由で、工期がやや遅れているという情報が入ってきていますが、素人目に見ればこのペースで行けば余裕で来年の冬学期には完成しそうに見えますが果たして・・・。
さて、やや話が逸れますが、建設状況撮影班とは別に、理想の教育棟の建設に関わっている人々にインタビューする班も結成されていまして、そちらの方の活動も少しずつ計画から実行に移されつつあります。取材の内容は、これから少しずつ理想の教育棟ホームページで紹介されていくと思いますので皆様お楽しみに!
(写真と文・栄田康孝)
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コンクリートが注入される現場をまだ見たことがないのですが、日に日に少しずつ嵩が上がってきています。
(ひょっとすると、速く乾くように朝やるのでしょうか? 僕が撮影するのはいつも午後で、朝はまだほとんど撮ったことがないです。)
それにしても、ものすごい数の鉄筋です。この鉄筋でコンクリートをしっかり絡め取って、地震や経年劣化から建物を守るのでしょうね!
ところで、基礎部分に鉄骨を使うことはないんでしょうか。もしご存じの方がいらっしゃいましたら是非教えてください。
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この日はいつも東側の鉄骨の上にあるクレーンがこちら側(18号館側)に移動していました。クレーンが移動する瞬間も見たことがありません。いつ動かすのかな・・・。
思った以上のスピードでぐんぐん建設が進んでいきます。こうやって一つの建設現場をずーっと観察するのは初めての経験で、とても楽しいです!
(写真と文・栄田康孝)
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ぬぉおおおお!
9号館の屋上に上がってみてびっくり!
な、なんと目の前に巨大なクレーンが。なんと9号館のすぐそばに移動していたのでした。
あのクレーンってこんなに巨大だったのか!と今更ながら実感しました。写真ではその桁外れの巨大さがお伝えできなくて残念です。(こういうときにスイング・パノラマが欲しくなります・笑) こんなに大きな機械を操る人本当にすごいなぁ! カッコよすぎます。
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この日は、珍しく友人と連れだって撮影場所に出向いたのですが、彼も口をあんぐり開けて見上げていました。
撮影したのはもう少しで日没という時間でしたが、ライトを点灯しまだまだ現場はフル稼働中でした。お疲れ様です。どうぞ安全第一で!!
(写真と文・栄田康孝)