MMランチコンサート 2013年度Vol.1「チェロ&バンドネオン:初期バロックとピアソラのコラボレーション」

カテゴリー: KOMCEE建設

<MMランチ・コンサート2013年度Vol.1「チェロ&バンドネオン: 初期バロックとピアソラのコラボレーション」>

2013年5月30日(金) 12:20-12:50 場所21KOMCEE 地下1階 MMホール 入場無料、予約不要
MMランチコンサート2013.Vol.1-3
MMランチコンサート2013.Vol.1-3

演奏

  • 前田和宏 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士一年(チェロ)
 1989年、東京都生まれ。8歳よりチェロをはじめる。13歳より佐藤道子氏に師事。2007年には、母校栄光学園の栄光フィル定期演奏会にてハイドンのチェロ協奏曲第一番を独奏。2008年東京大学に入学し、東京大学室内楽の会に所属。2010年よりズブロッカチェロアンサンブルに参加。また2011年度・ 2012年度駒場祭においては、コマバ・メモリアル・チェロオーケストラに参加し、1stチェロをつとめるなど、大学内外で精力的に演奏活動を行っている。
  • 中井智也 東京大学大学院総合文化研究科博士一年(バンドネオン)
 1987年、東京都生まれ。2006年東京大学入学。現在、総合文化研究科博士課程在学中。専門は数学の認知神経科学。12歳よりチェロを、19歳よりバンドネオンをはじめる。これまでにバンドネオンを小川紀美代、生水敬一朗、仁詩の各氏に師事。アルゼンチンタンゴに限らず、ロック、ジャズ、フラメンコ、シャンソン、クラシックなど、様々なジャンルの演奏家と共演している。Tango Esperanza、Quarteto Divertissimoに所属。主に都内のバーやライヴハウスなどで演奏活動を行っている。

司会

  • 木許裕介  東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学・比較文化コース)修士一年
 1987年、大阪府生まれ。教養学部地域文化研究学科フランス分科を経て、現在は総合文化研究科修士課程に在学中。専門は19世紀後半から20世紀初頭のフランスを対象とした「光」の文化史・比較芸術。村方千之氏に指揮法を師事し、ドミナント室内管弦楽団やEnsemble Commodo、Strudel Hornisten、コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ、UUUオーケストラなど、様々なオーケストラ・吹奏楽団で指揮者を務める。2013,2014年度は国内各地での演奏会に加え、フィリピンでプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第三番」やムソルグスキー/ラヴェル「展覧会の絵」組曲などを指揮する事が決定している。中高生の吹奏楽指導や青少年のための音楽教室の指揮などでも精力的に活動。MMランチ・コンサートを提案し、主催者代表。
 
MMランチコンサート2013.Vol.1
MMランチコンサート2013.Vol.1

東京大学(駒場キャンパス)で昨年から新しくはじまった、「MMランチ・コンサート」の2013年度第1回が盛会のうちに終了しました。MMランチ・コンサートとは、ランチタイムに21KOMCEEという新しく駒場に出来た建物のホールを使って小編成のアンサンブルを連続企画していくものです。学生たちがサークル単位の壁を越えて音楽発表をする場になれば、そしてまた、ヨーロッパの広場のように、学生から先生方、一般の方々まで、様々な人たちが昼休みにふらりと立ち寄ってコーヒー片手に生演奏に接することのできる場になればと願っています。

 

2013年度第1回は修士1年の前田さんのチェロと、博士1年の中井さんのバンドネオンのデュオで、初期バロック音楽とピアソラを組み合わせて演奏する、という珍しいプログラミングで幕を開けました。ピアソラのCafé1930やガブリエッリのチェロ・ソナタをランチタイムに気軽に聴くことが出来る、というのはとても贅沢な時間だったように思います。高い天井に豊かに反響するチェロの豊かで甘い音に、そしてバンドネオンのはじけては歌う多彩な音色に、昼食に手を伸ばすことも忘れて聞き入るご様子の方々が沢山いらっしゃいました。

MMランチコンサート2013.Vol.1-2
MMランチコンサート2013.Vol.1-2

今回のプログラムはこちら。

1.Aria detta La Frescobalda (G. Frescobaldi)

2.Oblivion (A. Piazzolla)

3.Melancholy Galliard (J. Dowland)

4.Sonata for Violoncello in G (D. Gabrielli)

5.Café 1930 (A. Piazzolla)

6.Libertango (A. Piazzolla)

 

ありそうでなかなか目にする機会の少なかったこのペア、一度耳にすると分かるのですが、実に絶妙なコンビです。はじめはゆっくりと、甘い旋律の曲が続き、プログラムの終わりに向かって徐々に、エネルギーが増していきました。ピアソラのバンドネオンをチェロ伴奏で、初期のチェロ・ソナタをバンドネオン伴奏で、しかも駒場に居ながらにして聴けるというのは、本当に幸せな時間でした。甘美もよし、情熱もよし。期待を裏切らずにピアソラのリベルタンゴを持ってきてくださったのも嬉しかったですね。次のジョイント・リサイタルはいつなのでしょう?(笑)

 

21KOMCEE MMホールを活用した例はまだまだ少なく、もの珍しい様子に引きつけられてガラス越しにうかがう学生たちの姿が、多く見られました。上の階から立ち止まって見ている方もいらっしゃいました。お客さんと奏者の距離が近い、というのがMMランチ・コンサートの大きな魅力です。できるものなら一人でも多くの学生に、そのガラス1枚分「こっち側」の世界に来てほしいですね。駒場でだからこそできる、駒場だからこそ広げられる音楽の輪の可能性を感じずにはいられないひと時でした。

(文責:細川雅史/東京大学文学部四年)

 
MMランチ・コンサート2013 vol1-4
MMランチ・コンサート2013 vol1-4
  MMランチ・コンサートは2013年度も演奏者を公募しながら継続して参ります。ぜひともこの空間で演奏してみたい、という方がいらっしゃいましたら、演奏代表者の氏名(ただし代表者は東京大学/大学院在学者に限る)と構成メンバーの氏名、所属、プロフィール、演奏希望日、演奏希望曲を明記の上、代表の木許 y.kimoto [at]ut-dominant.orgまでご連絡下さい。(atを@マークにご変換下さい)簡単な面談の上、演奏に向けて企画させて頂きます。ただし時間と空間、コンセプトの都合上、あまり大編成の曲や長大な曲、金管楽器やアンプが必要な編成は演奏不可とさせて頂くことが御座いますので、その点はご容赦下さい。        

21 KOMCEEでイベントを開催する際の留意事項

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事前準備

学生の場合は2ヶ月以上前に、学生課学生支援係宛てに企画書を提出する。
  1. U-Taskで施設の空きを確認する(教職員のアカウントで確認できる)
  2. 企画の妥当性について学生支援係内で検討・企画に対する指導
  3. 学生支援係から教務企画係を通して、21KOMCEE運営ワーキンググループに施設の利用可否を諮る

参考

企画書例 21KOMCEEでの学生主催企画に関して

施設の利用方法

概要

土日・祝日はアドミニストレーション棟は開いていません。 必要な手続き・機材の持ち出しは平日中に済ませておいて下さい。 イベント開催学生・監督者の先生へ:留意事項
  1. 使用教室のリモコン・マイクとケーブルのセットを教務課教務企画係を通して借りる。 備え付けスクリーンの昇降はリモコン制御なので、手動で引き出そうとしたりしないように特に注意すること。
  2. 広報掲示・道案内用のポスターケースやダルマを使用する場合は、教務企画に必要数を申請する。 書類フォーム:「物品借用願」 A4横の表示板(ダルマ)や木製の大看板は守衛所で管理している倉庫の中にあるので、物品自体の借り出しと返却は土日・祝日中でも可能。 ポスターケース(A1・A2)についてはアドミニ棟1F オフィス奥階段の踊り場に保管されているため、平日中に使用申請と物品の借り出しを両方済ませる必要がある。
  3. 学生活動用の液晶プロジェクター、可動スクリーン、ポータブルアンプ/スピーカー/マイクは学生支援課で用意している。 利用を希望する場合は企画書にその旨記載の上、平日中に物品を借り出しておくこと。
  4. 21 KOMCEEのB1Fの空調はコンピューターで一括制御されている(施設係及び生産研の管轄)。 学生支援係・教務企画係を通して利用申請が認められている場合は施設係に調整依頼が行っているはずだが、直前の利用申請・許可などの場合は情報がうまく伝達されていない場合もあるので念のためイベント前、施設係にスタッフがいる日時に確認しておくことが望ましい。
  5. 照明制御パネルや予備の机・椅子の収納されている倉庫は通常施錠されていないが、前の利用者によっては施錠してしまっていることがあるので、イベント前に施設係に依頼して利用しそうな鍵の借り出しを依頼しておいた方がよい。 施設鍵は教員であっても学外には持ち出せないので、週末利用の場合は守衛所預けを依頼することになる。
補足:物品・設備の管理 AV機器の使用方法はこちらにまとめてありますので参照して下さい。
  • カフェテリア KOMOEBIのテーブル・椅子は特に高価なため、イベント・作業に使用するなどのために移動するのは避けて下さい。また、来訪者が汚したり傷つけたりしないように十分監督して下さい。
  • 受付やお茶スペースを設置するのに便利な折りたたみ式の長机は、オープンスペースアリーナの倉庫に1台、レクチャーホール奥の調整室兼倉庫に3台あります。
  • MMホールの長いすは必要に応じて移動しレイアウトを変えて構いませんが、脚が取れやすいので引きずらないように監督して下さい。
  • ポスターや案内のビラを粘着テープで建物に掲示することは認められていません。 掲示が必要な場合はマグネットを使用するか、ポスターケースなどを利用して下さい。
  • レクチャーホール・スタジオ教室は飲食禁止です。

MMランチ・コンサート駒場祭特別回  -秋の駒場、満席のMMホールに響いた「ブラジル風バッハ」!- レポート

カテゴリー: KOMCEE建設

  11月に開かれたMMランチ・コンサート駒場祭特別回「コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ」のレポートです。 開場まもなく、200席用意されたMMホールの椅子があっという間に埋まって行きます。 会場には立ち見のお客様も沢山いらっしゃいました。
開演前の様子。グラデーションに並べられたチェロケースが印象的です。
開演前の様子。グラデーションに並べられたチェロケースが印象的です。
   

チェロだらけです。
チェロだらけです。

パンフレットの内容を抜粋しておきます。

<MMランチ・コンサート駒場祭特別回 -コマバ・メモリアル・チェロオーケストラとフルート&ファゴットデュオによる「ブラジル風バッハ」->

2012年11月25日(日) 15:00-16:00
主催
東京大学教養学部「21KOMCEEを活用するゼミ」
場所
21KOMCEE 地下1階 MMホール
入場無料、予約不要

演奏

  • コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ
指揮者・木許裕介(東京大学四年)の呼びかけによって結成されたチェロ・アンサンブル。東京大学の学生を中心に、東京外国語大学、上智大学、慶應大学、玉川大学、武蔵野音楽大学など、様々な大学オーケストラでトップ奏者を務めた若手チェリストで構成されている。2011年、ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ一番」の演奏に際して日本ヴィラ=ロボス協会から後援を、2012年には同じくヴィラ=ロボスの演奏に際してブラジル大使館からの後援を得る。2012年の公演は全席満席と好評を博した。
  • 北畠奈緒(フルート、慶應義塾大学二年)
9歳よりフルートを始める。第63回全日本学生音楽コンクール・大阪大会高校生の部第2位、全国大会1位、併せて日本放送協会賞、音楽奨励賞受賞。第14回びわ湖国際フルートコンクールアドヴァンス部門入選。第23回宝塚ベガ音楽コンクール入選、併せて宝塚演奏家連盟賞受賞。東京国際芸術協会の新人オーディションにて審査員特別賞を受賞し第52回東京芸術協会新人演奏会に出演。これまでに篠崎美千代、大塚ゆき、長山慶子、神田寛明、加藤元章の各氏に師事。エマニュエル パユ氏公開マスタークラス受講。フルートカルテットEnsemble Demiメンバー。現在慶應義塾大学在学中。
  • 殿村和也(ファゴット、昭和音楽大学卒)
1987年千葉県生まれ。千葉県立千葉南高等学校吹奏楽部でファゴットを始める。これまでに、ファゴットを太田茂、霧生吉秀の各氏に、室内楽を太田茂、宮村和宏の各氏に師事。2012年3月に昭和音楽大学を卒業。在学中に、カール・オットー・ハルトマン、ロラン・ルフェーブルのマスタークラスを受講する。ドルチェ楽器デビューコンサート出演。首都圏を中心に幅広く演奏活動をしている。洗足学園音楽大学準演奏補助員。とのリード製作者。

指揮

  • 木許裕介  東京大学教養学部四年
東京大学教養学部地域文化研究学科フランス分科四年。村方千之氏に指揮法を師事し、ドミナント室内管弦楽団、アンサンブル・コモド、ヒルズ・オーケストラ、クロワゼ・サロン・オーケストラなど様々なオーケストラで指揮者を務める。2012年は東京交響楽団元コンサート・マスター高木和弘氏がコンサートマスターを務めるプロ・オーケストラにてブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」を指揮、またドミナント室内管弦楽団とオール・ベートーヴェン・プログラム(ピアノ協奏曲第四番など、ピアノ:小林真央/リスト音楽院)によるコンサートを開催。アンサンブル・コモドの東北ボランティア公演でもクラシック&ポップスステージを指揮。過去にはプロコフィエフ「古典交響曲」、ストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲、ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ一番」など、古典から現代まで幅広いプログラムに取り組んでいる。吹奏楽指導や青少年のための音楽教室の指揮でも精力的に活動。MMランチ・コンサートを提案し、主催者代表。2013年度はアンサンブル・コモドの東京チャリティーコンサートでホルスト『惑星』などを、Strudel Hornistenにてムソルグスキー『展覧会の絵』を指揮することが決定している。
  コンサートの開催にあたっては、ハンガリーとモスクワで活躍する同世代のアーティストたちからメッセージを頂きました。
小林真央さん(ピアニスト/リスト音楽院)からのメッセージ 木許さんとは、今年の6月にベートーヴェンのピアノ協奏曲を共演させていただきました。こちらのやりたい事を上手にくみ取って下さり、本番ではとても自由 に気持ち良く演奏することが出来ました。常に向上心を忘れず、心から音楽と向き合っていらっしゃる素敵な指揮者様です。また機会があったら、是非もう一度 一緒に演奏したいと思っております。 砂原伽音さん(バレリーナ/ロシア国立モスクワ舞踊大学)からのメッセージ 本日は駒場祭特別コンサートのご開催、おめでとうございます。木許さんの奏でるブラジル風バッハには、思わず振付してしまったほどに惚れてしまいました。 聴く度に体温が上がってきて、自然と涙が出てきます。木許さんをはじめ、奏者の方達が持つ魅力を、できるだけ多くの方に感じて頂けたらと思います。
  [レポート] 最初に演奏された平井丈一郎「チェロ・アンサンブルのための頌歌」では、混沌とした中から立ち上がってくる中間部の美しいメロディが会場を満たしたとき、来場者の方々が天を仰いで聞いていらっしゃったのが印象的でした。九人のチェリストたちの音が絡み合いながら最後は駆け抜けていく若々しい音楽で、コンサートのはじまりとして相応しい一曲だったように思います。
「頌歌」のワンシーン
「頌歌」のワンシーン
                    指揮の木許裕介による楽曲紹介と「なぜMMホールでコンサートをするか」という趣旨説明が行われたのち、フルートの北畠さんとファゴットの殿村さんによる「ブラジル風バッハ第六番」が演奏されました。神秘的で即興的な、はじめて聞く音の響きに、これが「ブラジル」なのかと不思議な気持ちになるとともに、ファゴットの甘い音色とフルートの伸びやかな歌に心奪われました。
ブラジル風バッハ六番
ブラジル風バッハ六番
                            短い休憩をはさみ、いよいよこの演奏会のメインであるヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ一番」です。指揮の木許さんの背中からは何か特別なエネルギーのようなものが立ち上ったのが見え、チェリストの皆さんも一際集中した表情になっていました。棒を一閃させた瞬間に響いて来たのは、温かく、力強く、それでいて荒々しいリズム!そしてその中から忘れ難いほど格好良いメロディが湧き上がってきました。二楽章の切なすぎるメロディも、即興的に伸び縮みして大らかに歌われ、最後の音では会場全体が吸い込まれたような静寂に包まれていたように思います。第三楽章はヴィラ=ロボスの天才というほかなく、なぜこの旋律が絡み合うのだろうと呆然とするほどのフーガで、高みへと登り詰めていく様子をまたもう一度聞きたいと思わされました。
ブラジル風バッハ一番
ブラジル風バッハ一番
                    アンコールに演奏された、指揮の木許さんが「特別な曲」と話された「ブラジル風バッハ四番 前奏曲」は、言葉にすることができません。一つ一つの音がすすり泣き、重なり、高まり…そこにあらゆる感情が宿された素晴らしい演奏でした。秋の駒場、満席のMMホールはじめての「伝説」と言っても良いような、感動的な時間が訪れました。ある方のご感想を紹介させて頂きます。 「オードブルみたいにいろんな要素が盛り込まれてるけど、ボリューム的にはメインディッシュで、豪華なコンサートでした。チェロ・アンサンブルのための頌歌』以前コンサートで木許さんが曲を振ったときの、あの若いきらきらした音にまた会えた気がしました。チェロってあんなに鳴る楽器なんだなぁ…びっくりした。アンコール『四番』言葉にしたらきっと逃げちゃうから、これだけはあんまり文字に起こさないでおきます。暖かくて、重なった音が柔らかくて、全部包まれてしまった。暖かかったのは曲の力だけじゃなくて、チェリストさん達や木許さんの心がこもっていたからか…涙が止まらなかった。」
終わりに
終わりに
   

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=-1hV6_eDC5w[/youtube]                    

MMランチ・コンサート駒場祭特別回のお知らせ

カテゴリー: KOMCEE建設

  MMランチ・コンサートの駒場祭特別回のお知らせです。 特別回では、MMホールにて、チェロ九本とフルート&ファゴットによるアンサンブルが演奏されます。 全席自由、入場無料ですので、みなさまお誘い合わせのうえ御越し下さい。  
MMホール&コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ
MMホール&コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ
                      【MMランチコンサート × コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ】 2012.11.25(日,駒場祭三日目)14時半開場/15時開演 21KOMCEE MMホール <プログラム> 平井丈一郎:「チェロ・アンサンブルのための頌歌」 ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ六番」(フルート&ファゴット) ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ一番」   指揮:木許裕介 フルート:北畠奈緒/ファゴット:殿村和也 演奏:コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ 後援:ブラジル大使館、日本ヴィラ=ロボス協会、ドミナント室内管弦楽団      

MMランチ・コンサート第0回 - 口笛コンサート@駒場 - レポート

カテゴリー: KOMCEE建設

[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/fuuGWxyKxPk[/youtube]
東京大学(駒場キャンパス)で新しくはじまった、「MMランチ・コンサート」の第ゼロ回が盛会のうちに終了しました。MMランチ・コンサートとは、ランチタイムに21KOMCEEという新しく駒場に出来た建物のホールを使って小編成のアンサンブルを連続企画していくものです。学生たちがサークル単位の壁を越えて音楽発表をする場になれば、そしてまた、ヨーロッパの広場のように、学生から先生方、一般の方々まで、様々な人たちが昼休みにふらりと立ち寄ってコーヒー片手に生演奏に接することのできる場になればと願っています。 第ゼロ回は口笛世界チャンピオンで教養学部一年(休学中/ミドルベリー大学に留学中)の武田くんを中心に、口笛とヴァイオリンを自在に持ちかえる法学部四年の大久保くん、ギターとクアトロを往来する教養学部三年の豊川くんのトリオで、二本の口笛とギターによるアンサンブルを披露して頂きました。 あまり広報が出来なかったにも関わらず、MMホールに次々と人が集まって下さり、用意した座席が埋まるほどでした。 ジブリからベネズエラ音楽、ビートルズまで、口笛の限りない可能性を聞かせて下さる30分間で、終演後には「どうしたらあんな口笛が吹けるの?!」と演奏者たちが質問攻めにあっており、こういうふうに演奏者と聴衆の距離や立場が近いコンサートというのは素敵だなあと改めて思った次第です。石井リーサさんの手になる美しい照明、駒場の豊かな緑、そして天井の高いガラス張りの壁に音が綺麗に響き、また二階や三階からもガラス越しに「なんだなんだ」と覗いてくれる学生が沢山いて、これからのランチ・コンサートもうまくいきそうだという手応えを感じました。
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/FHF2JEFykz4[/youtube]
何より、急な依頼だったのに素晴らしい演奏を聞かせてくれた武田くんには感謝しています。彼とはモーツァルトのフルート協奏曲第二番で共演したことがあり、(余談になりますが、僕がコンサートを指揮した最初は、彼の口笛とやったこの曲だったのです。ソロはもちろん口笛。大久保くんがセカンドヴァイオリントップを弾いてくれていました。)僕にとっても武田くんとの出会いは忘れられない時間の一つであり続けています。 あの日からもう二年以上が経ったのかと思うと俄には信じられませんが、懐かしさと感慨で一杯になりながら、ますます磨きのかかった彼の口笛を客席から堪能させて頂きました。これからも活躍を楽しみにしています! (文章:木許裕介/教養学部四年、MMランチ・コンサート主催者代表)

<MMランチ・コンサート第ゼロ回 -口笛コンサート@駒場->

2012年7月13日(金) 12:15-12:45
主催
東京大学教養学部「21KOMCEEを活用するゼミ」
主催者代表
木許裕介(東京大学教養学部4年)
場所
21KOMCEE 地下1階 MMホール
入場無料、予約不要

演奏

東京大学文科三類入学後、米国ミドルベリ大学に留学。中学三年の時になんとなく始めた口笛は、独学でいつしか世界レベルに。国内外の大会で好成績を治め、中国や米国で行われた国際口笛大会ではティーンの部2連覇を達成、2012年には同大会成人部門で世界3位となる。ジャズ・クラシック・民族音楽など幅広いジャンルを演奏し、過去にはオーケストラ(ドミナント室内管弦楽団、指揮:木許裕介)とモーツァルトのフルート協奏曲第二番で共演も。TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』をはじめ、国内外のメディアに出演。 オフィシャルサイト
  • 大久保卓馬 東京大学法学部 4年(コーラス口笛)
2010年 TOKYO国際口笛音楽フェスティバル出場
  • 豊田健 東京大学教養学部3年(ギター)
ベネズエラ音楽楽団Estudiantina Komaba代表

司会

  • 木許裕介  東京大学教養学部四年
東京大学教養学部地域文化研究学科フランス分科四年。村方千之氏に指揮法を師事し、ドミナント室内管弦楽団など様々なオーケストラで指揮者を務める。2012年は東京交響楽団元コンサート・マスター高木和弘氏がコンサートマスターを務めるプロ・オーケストラにてブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」を指揮、またドミナント室内管弦楽団とオール・ベートーヴェン・プログラム(ピアノ協奏曲第四番など、ピアノ:小林真央/リスト音楽院)によるコンサートを開催。アンサンブル・コモドの東北公演でもクラシック&ポップスステージを指揮。過去にはプロコフィエフ「古典交響曲」、ストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲、ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ一番」など、古典から現代まで幅広いプログラムに取り組んでいる。吹奏楽指導や青少年のための音楽教室の指揮でも精力的に活動。MMランチ・コンサートを提案し、主催者代表。

演奏動画

  • Carretera
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/D-YvBUX992I[/youtube]
  • あの夏へ
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/Jli9RDVaw0o[/youtube]
  • いつか王子様が
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/42i3a2aodlQ[/youtube]
  • 崖の上のポニョ
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/_u1LNjyelf4[/youtube]
  • 君をのせて
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/JaQ5UVJRcrM[/youtube]
  • 星の涙
[youtube width=”360″ height=”270″]http://youtu.be/2beA8BWhfhg[/youtube]