はじめに
2021年度に引き続いて、2022年度Aセメスターも開講しました。
授業では、全部で6グループ(うち2グループは一人ずつ)がオープンエデュケーションに関する教材を作成しました。そのうち、公開を希望するグループの教材をここで公開することになりました。
1月中旬に授業が終了した後、教材の著作権や内容について授業担当教員等で確認し、必要な場合は学生たちが修正しました。これらを経て、最終版の教材を公開します。
授業での講義や議論、調べた内容に基づいて、学生なりにオープンエデュケーションについてまとめた教材です。至らぬ点もあるかと思いますが、ぜひご覧いただき、またご自身のオープンエデュケーションに関する学習に役立てていただけますと幸いです。
教材① Open Education for Everyone
中村莉久さんが作成した教材『Open Education for Everyone 〜「誰もが」学ぶ新しい教育』です。オープンエデュケーションの定義や事例といった基本的な内容がまとめられています。
中村さんからは、授業や教材づくりについて次の感想が届いています。
オープンエデュケーションという取り組みについて時に話し合いなどを介して、様々な視点から学ぶことができた。また教材づくりでは、どうまとめるかを考えながら知識の伝え方を学ぶことができた。
教材は下記リンクよりご覧ください。
教材は
こちらから。
教材② それOERっぽくね?
Yさん、AGさん、福井雄真さん、たつきさんという4人によるグループが作成した教材『それOERっぽくね?』です。Open Educational Resourcesの定義を踏まえた上で、自分たちなりに観点を設けてウェブ上のサービスを評価するという教材です。
グループの皆さんからは、次の感想が届いています。
法的概念の理解が必要だと感じた。理解の一助になれば幸いです。(Y)
アクティブラーニングの取り入れられたこの授業では、一般的な教室とは空間から異なる場所で、他の学生との意見交換も頻繁に行いながら学習が進み、楽しんで受講できました。作成した教材は短いスライドで簡潔にまとめることが意識されているので、OERを初めて学ぶ方に役立てていただければと思います。(AG)
OERについて予備知識の無いところから受講を開始し、チームの方々や他の受講者の方、そして担当頂いた先生のご助力のおかげで公開することができました。お礼申し上げます。授業を通じては、OER”的”なものは身近に既に存在している一方、OERの定義や存在意義を十分に満たすものは中々見つかりづらいという点に驚きました。学習者の皆様とも、この教材を通じて私の驚きを共有できれば幸いです。(福井雄真)
統一感のあるデザインをこころがけました。オープン教材は身近なところに転がっているが、その度合いはさまざまであることがわかりました。(たつき)
教材は下記リンクよりご覧ください。
教材は
こちらから。
おわりに
教材をご覧いただき、ありがとうございました。また、いかがでしたでしょうか?
これらの教材は、授業で理解した内容を学生なりにまとめたものです。学術的な定義を扱いつつも、独自の視点でまとめ直しています。異なる解釈がある点や、別のまとめ方ができる点もあるかと思います。いずれの教材も、CCライセンスを明記しており、その範囲内でご利用いただけます。OER(Open Educational Resources)では、教材の改善が行われますし、それにより教育改善が促される可能性があります。ここで公開している教材についても、教材の改善や教育改善に資することができれば良いなと考えています。
お問い合わせ
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構
アクティブラーニング部門
中澤明子