教養教育高度化機構シンポジウム「東京大学初年次ゼミナールの軌跡と展望」報告書

報告書 全40ページ
2018年3月14(水)に開催された教養教育高度化機構シンポジウム「東京大学初年次ゼミナールの軌跡と展望」の報告書です。

はじめに

  • 開会挨拶  総合文化研究科長・教養学部長 石田 淳
  • シンポジウム趣旨説明  教養教育高度化機構長 西中村 浩

シンポジウム第Ⅰ部

  • 「東京大学の挑戦-学部教育の総合的改革について-」 総合文化研究科 副研究科長 森山 工
  • 「advanced でseamless な 初年次教育へ」 総合文化研究科 教授 佐藤 俊樹
  • 「初年次ゼミナール理科ーアクティブラーニングによる理系初年次教育ー」 教養教育高度化機構 初年次教育部門長 増田 建
  • 「データからみる初年次ゼミナールの学び」 教養教育高度化機構 初年次教育部門 特任准教授 椿本 弥生

シンポジウム第Ⅱ部

  • 基調講演「初年次教育は大学教育に何をもたらすのか」 関西国際大学 学長 濱名 篤
  • 「センサーとIoTのひらく教育評価の可能性」 教養教育高度化機構 初年次教育部門 特任准教授 坂口 菊恵
  • 「教育改革の認知科学的評価に向けて」 総合文化研究科 教授 開 一夫

教養教育高度化機構 部門教員紹介

『科学の技法: 東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト』

東京大学出版会  全240ページ  本体2,500円 「初年次ゼミナール理科」の内容が書籍になりました。学生・教員・一般向け。理系アクティブラーニングに役立つ基礎編、各教員の工夫や授業構成・学生の成果物 や雰囲気を感じ取ることのできる実践編、『知の技法』のようなエッセイ形式で研究の世界を伝える発展編、の3部構成です。 図版も豊富に掲載。実践編はカラー印刷となっており、学生の活き活きとした様子を実感していただけます。

はじめに

基礎編 サイエンティフィック・スキルを身につける

  1. 1 アカデミックな知の現場へ――大学での学びとは
  2. 2 研究のプロセス
  3. 3 研究倫理
  4. 4 学術論文の種類と構成
  5. 5 文献検索
  6. 6 グループワーク
  7. 7 プレゼンテーション
  8. 8 レポート
  9. 9 文献の引用
  10. 10 ピアレビュー

実践編 実録!初年次ゼミナール理科

授業のパターン
問題発見・解決型
1 社会問題解決策のデザイン――社会技術とイノベーション(小松崎俊作) 2 私たちの身近にあるタンパク質を科学する(高橋伸一郎ほか) 3 老化のメカニズムに迫る――アンチエイジングは可能か? (江頭正人)
ものづくり
4 建築の可能性(川添善行) 5 体験的ものづくり学:3Dプリンタによるコマづくり(三村秀和ほか) 6 レアメタル製品化プロジェクト(岡部 徹) 7 数学・物理をプログラミングで考える(田浦健次朗) 8 機械学習入門(杉山 将・佐藤一誠) 9 知能ロボット入門(新山龍馬・高畑智之)
データ解析型
10 スポーツや音楽演奏のスキルと熟達化について考える(工藤和俊) 11 地震・火山の分布と地形・地質情報から観る日本列島の姿(市原美恵ほか) 12 身近な物理でサイエンス(松本 悠・田上 遼)
論文読解・演習型
13 ミクロの生命現象を可視化する(永田宏次・木下滋晴) 14 薬学における生物学の役割と貢献(八代田英樹ほか)
フィールドワーク型
「初年次ゼミナール理科」授業一覧

発展編 研究の世界へ

1 性差は科学できるか(坂口菊恵) 2 発生学と再生医学(栗原裕基) 3 身近なところに隠れている大発見:クワガタムシの隠蔽種と菌囊(久保田耕平) 4 寄生虫とのつきあい方(後藤康之) 5 ヒトが光合成できるようになるには(増田 建) 6 始原の微生物代謝を垣間見る(石井正治) 7 酒になれなかった水のはなし(北條博彦) 8 時空のさざ波,重力波をとらえる(大橋正健) 9 物理学を例にとって考える「研究する意味」(長谷川修司)

あとがき

全学体験ゼミ「ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント」書籍になりました

日経BP 全256ページ 本体1,400円
2012年から3年にわたり開講した全学体験ゼミナール「ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメントー創造的協同に向けたチームビルディングー」の内容が日経BPから出版されました。ブレインストーミング、グループワークやプレゼンテーションの指導などアクティブラーニング授業の導入に役立つ情報が詰まっています。 プロジェクト型授業やソーシャルビジネスに関心のある方にもお役に立つはずです。
  • 成果をあげるチームとは?
  • プレゼンテーションー伝える力を磨く
  • ディスカッションーよい議論にはルールがある
  • ブレインストーミングー批判厳禁、質より量
  • ファシリテーションー思いやりで意見を引き出す
  • ビジネスプランをつくる
  • リーンによるプランのカイゼン
  • チームビルディングの実践

2014年度全学自由研究ゼミナール「2020年、人口減少社会の生活環境デザイン」報告書

報告書 全8ページ
diversityfor2020
  • 2020年、日本は、私たちは、何を抱えているだろう
  • Lectures & Visits
  • Discussion
  • 「未来の生活環境デザイン」発表
  • 授業を終えた感想
  • ゼミ生のその後 授業 × ???
授業協力: 博報堂「みん育」チーム

教養教育高度化機構シンポジウム「初年次教育」報告書

報告書 全32ページ
2014年3月12に開催された教養教育高度化機構シンポジウム「初年次教育」の報告書です。 201403FYEsympo

シンポジウム第1部 初年次教育に求められるもの

  • 「教養教育高度化機構の取り組み」 教養教育高度化機構長 松尾基之
  • 基調講演「初年次教育とリベラル・アーツ」 教養学部長 石井洋二郎
  • 「日本の大学の研究力の向上に向けて」 内閣官房健康・医療戦略室自重 菱山豊
  • 「日本の初年次教育の動向と欧米の潮流」 同志社大学教授・初年次教育学会前会長 山田礼子

シンポジウム第2部 東京大学における初年次教育への取り組み

  • 「『知の技法』から20年を経てー初年次教育のあらたな挑戦」 総合文化研究科教授 田中純
  • 「理系における初年次チュートリアル授業の構想」 教養教育高度化機構・初年次教育部門長 増田建
  • 「教員・学生を対象とした初年次教育アンケートから見えてきたもの」 教育学研究科教授・総長補佐 小国喜弘
  • 「東京大学の初年次英語教育」 総合文化研究科教授・英語部会主任 中尾まさみ

各部門の取り組み

ポスター発表紹介