目的と活動
アクティブラーニングを採り入れた教養教育を教育工学の視点から支援することを目指して活動を行っています。
本部門では、アクティブラーニングを「データ・情報・映像などのインプットを、読解・ライティング・討論を通じて分析・評価し、その成果を統合的にアウトプットする能動的な学習」であると考え、活動を進めています。
特に情報コミュニケーション技術(ICT)を活用したアクティブラーニングによって、学生自らがデータ・情報を整理して課題を見つけ出し、その解決を目指して様々な視点から課題に取り組むことにより、広い視野から問題に対応する能力を養うことを支援しています。
具体的な活動は以下のものです。
- KALSの運営・管理・授業支援:情報学環、大学総合教育研究センターと協力し、KALSの運用管理を行っています。 また、KALSで開講される授業の支援を行い、初めて KALS を使う教員を中心とした設備見学や授業の相談・打合せや、授業期間中の教育工学の専門知識を活かした授業方法やICT活用について相談・アドバイスを実施しています。授業支援の一環として、KALSでの授業を支援するティーチング・アシスタント(TA)の育成や手配を行っています。
- アクティブラーニングに関する情報発信:駒場キャンパスでの教養教育におけるアクティブラーニングの導入を支援するため、部門ウェブサイトや書籍などを通してアクティブラーニングに関する情報を発信しています。「AL NEWSLETTER」は年4回発刊しています。書籍や冊子 も刊行しています。
- 教員・TA向けイベントの開催:教員の授業づくり、TAの授業サポートを支援するため、セミナーやワークショップを実施しています。学内教員を対象にした「駒場アクティブラーニングワークショップ」、模擬国連の授業への効果的な導入方法を検討する「模擬国連ワークショップ」などを開催しています。
- アクティブラーニング手法の試行とモデル開発:EX部門のEarly Exposureとしての授業開講を通じて、アクティブラーニング手法の試行や開発を行っています。得られた成果は、ウェブサイトやニュースレター、イベント等を通じて学内外に報告しています。